Thursday, 17/03/2022 10:39:23 (GMT+7)

ビンフック省が、社会経済発展に向けて、一体的かつ近代的な方法によるインフラを構築

ビンフック省は、ベトナムで最も優れたインフラ指数を持つ地方自治体のトップ10に入る各省の一つである。2020年のベトナム商工会議所(VCCI)の評価によると、同省は、社会経済発展・投資環境の整備における質と効率を向上させるために、2025年までの省の発展目標(先進工業地域で、この地域と全国の産業・サービス・観光の中心地の一つになる)を満たせるように一体的かつ近代的な方法によるインフラ構築に注力している。

ビンフック省が、社会経済発展に向けて、一体的かつ近代的な方法によるインフラを構築

交通・輸送システム

ビンフック省の交通・輸送システムには、道路交通法、鉄道交通法、河川交通法の3種類が含まれている。同省の交通・輸送システムは合理的に分散されており、交通密度も高い。外部交通ネットワーク(地方連携間道路、国道)と繋がっている内部交通ネットワーク(地方道路、都市道路、農村道路)は、省内の地域間や他の地方自治体との円滑な交通を確保するため、投資や改善・修繕に注力されている。

道路交通ネットワーク

外部交通システム

ビンフック省の主要な外部交通ネットワークには、1つの高速道路(ノイバイ・ラオカイ高速道路)、4つの国道(国道2号線、国道2B号線、国道2C号線、ビンイェン市を避ける国道)が含まれる。

内部交通システム

  • 環状道路システム:

環状道路システムは、主にビンフック省省の工業団地、観光やサービスのクラスターを繋ぎ、循環・連携交通・輸送システムを形成し、外部交通システムを効果的にサポートする。

  • 地方道路及び同レベルの道路システム:

地方道路には、18路線と新たに開通した同レベルの5路線(全長348.7kmに相当)が含まれている。

鉄道交通ネットワーク

ビンフック省には、国家レベルの鉄道であるハノイ首都や北部丘陵地帯・ミッドランドと中国の雲南省を結んでいるノイバイ・ラオカイ鉄道線(全長: 35km)を有する。

内陸河川交通ネットワーク:

ビンフック省は豊富な河川・運河システムを有し、省内の河川の全長は123kmに及ぶ。河川・運河システムには、紅河(ホン川、)とロー川、カロー川(Ca Lo川)、フォーデイ川(Pho Day川)の4つの主要河川を含む。

2つのビンフック省を通る中央政府が管理する内陸水路輸送ルートは、ハノイ・ベトチ・ラオカイ(紅河経由)とベトチ・トゥエンクアン・ナハン間(ロー川経由)である。また、紅河とロー川に49の内陸港と埠頭がある。

大規模な橋梁工事や交差点工事

橋梁工事:現在126の橋があり、そのうちハクトリ橋、ベトチ橋、ビンシン橋を含む3の大規模な橋が紅河とロー川を横切っている。

高速道路の交差点:現在、ノイバイ・ラオカイ高速道路との交差点は3つある。

電気通信インフラ、情報技術ネットワーク

光ファイバー(光回線)のインフラは、省内の136の社、郡、村、工業団地や産業クラスター、観光地や商業地に敷設されている。

電気通信、情報技術サービスは、省内にある大企業(VNPT、Viettel、FPTなど)によって提供されており、人々と企業のあらゆる使用需要を満たしている。

電力システム(電力系統)

ビンフック省の送電網(高電圧、中電圧、低電圧を含む)は、同省社会経済発展の電力需要を十分に供給できるように、一体的な方法による投資されている。全省は2基の220KV変電所と8基の110KV変電所に投資した。送配電システムには2,011基の配電変電所(総設備容量:100万KVA超)が含まれている。電力系統のインフラは、工業団地や産業クラスターのフェンスまで建設投資され、企業に必要な電力を供給できるようになっている。

給水・排水システム

給水設備は、ビンフック省の消費と生産のための清潔な水の需要を確保するために投資されている。運転開始中のすべての工業団地は、生産の需要を満たすため、工場フェンスまで水を供給され。都市部での給水の総設計容量は日当たり115千m3である。

各工業団地

ビンフック省は、18件の工業団地(総面積:5,000ヘクタール超)を計画している。これまで、15件の工業団地が設立され、投資証明書が付与された。そのうち8件の工業団地が商業運転を開始し、1件の工業団地(計画に基づく土地の総面積:1,838.75ヘクタール、その内、計画に基づく工業用地:1,353.72ヘクタール)が補償作業と用地確保を実施している。同省の工業団地は、ハノイ首都に近い大都市近郊に集中しており、投資家の要求を満たすために、フェンス内外側の技術的インフラがどんどん改善している。一部の工業団地は積極的に建設されており、以下のようなリーズナブルなインフラ賃貸価格でクリーンな土地基金を作成した。バティエン工業団地(Ba Thien工業団地)、第2バティエン工業団地(Ba Thien II工業団地)、第2ビンスエン工業団地 (Binh Xuyen II工業団地)、タンロン・ビンフック工業団地(Thang Long Vinh Phuc工業団地)などである。

産業クラスター

ビンフック省は、32件の産業クラスター(総面積:600ヘクタール超)を計画している。これまで、ビンフック省では18件の産業クラスター(総面積:376.4ヘクタール)が設立された。一般的に、用地確保を完了した産業クラスターは、インフラ投資と借地を基本的に展開している。産業クラスターにおいての生産に投資している企業は、中小企業や生産世帯である。

都市化

ビンフック省は32の都市部を有する。内訳としては、1つの第2級都市(ビンイエン市(Vinh Yen市))、1つの第3級都市(フックイエン市(Phuc Yen市))、30の第5級都市(16の社と14の社地域都市を含む)が含まれている。都市化率は約45%に達した。