乳業企業ビナミルク(Vinamilk)、ベトナム畜産ビリコ(Vilico)、双日株式会社の合弁会社が、ビンフック省への投資において協力
2021年11月25日、ファム・ミン・チン首相が議長を務めたベトナム・日本投資促進会議において、ビンフック省共産党委員会のホアン・ティ・トゥイ・ラン書記官(共産党中央委員会委員、同省人民評議会議長、同省国会代表団長)は、ビンフック省及び、乳業企業ビナミルク(Vinamilk)、ベトナム畜産ビリコ(Vilico)、双日株式会社の合弁会社の間のビンフック省における牛肉プロジェクトの投資と開発に関する投資協力覚書を付与した。
ベトナム・日本投資促進会議は、2021年11月23日から25日までのファム・ミン・チン首相率いるベトナム高級代表団の日本公式訪問の中において開催されるイベントである。
本プロジェクトは、乳業企業ビナミルク(Vinamilk)、ベトナム畜産ビリコ(Vilico)、双日株式会社の合弁会社がビンフック省に出資し、以下の内容で実施するものである。
- 合弁事業プロジェクトの実施の検討
- 国内市場への供給と輸出に向けて、牛肉、牛肉製品に関する飼育・加工・販売農場への投資
覚書に記載された各フェーズを通じたプロジェクトの投資総額は5億米ドル以上に達する。
第1フェーズでは、プロジェクトの投資総額は、1兆6,700億ドン(約7,400万米ドル)に達する。本プロジェクトの第1フェーズは、2023年に稼働する予定で、年間約2万頭の牛の飼養頭数、年間1万トンの市販牛肉量に相当し、近代的技術を使用する加工施設を備えている。
第2フェーズでは、 投資家は以下の分野で、投資総額を最大5億米ドルまで拡大する予定である。
- 食肉包装、各種食肉の加工・販売
- 蛋白質食品の研究開発センターおよび高級食肉加工工場の建設
本プロジェクトの目的は、ビンフック省の潜在力と既存の優位性から、新時代の同省農業開発戦略に合致しており、同省の農業・畜産業に強力な推進力を生み出すと期待されている。